
IRに興味があるけど「自分に向いている?」「実際の仕事はきつい?」と気になっていませんか?
この記事では、転職支援のプロがIRに向いている人や向いていない人の特徴を解説。経験者の「きつい」「楽しい」経験談や独自の適性診断も掲載しているため、あなたがIRに向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、IRの職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
IRに向いている人・向いていない人は?
IRに向いている人の特徴
IRに向いている人は、多くの関係者と円滑に連携できる人です。 開示資料一つを作成するにも、経営層への確認、経理・法務・事業部など社内の様々な部署との情報収集や調整が必要です。
社外では、アナリストや国内外の機関投資家など、多様なバックグラウンドを持つ人々と対話します。それぞれの立場を理解し、円滑な人間関係を築きながら業務を進める高いコミュニケーション能力が求められます。
IRに向いていない人の特徴
IRに向いていない人は、数字やデータの分析が苦手な人です。IRの仕事は、財務諸表や市場データといった数字を読み解き、分析することから始まります。
自社の財政状態や経営成績を正確に把握できなければ、投資家に説得力のある説明はできません。細かい数字のチェックやデータと向き合うことに苦痛を感じる人には、非常に厳しい業務となるでしょう。
IRについてのよくある質問
IRにはどのようなスキルや知識が必要ですか?
財務諸表を読み解く会計・財務知識は必須です。加えて、会社の事業や戦略を分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力、投資家と対話するコミュニケーション能力、ビジネスレベルの英語力が求められます。
仕事で大変なことは何ですか?
四半期ごとの決算発表時期は、資料作成や説明会の準備で非常に多忙になります。また、会社の業績や株価によっては、投資家から厳しい意見を受けることもあり、精神的なタフさが求められます。
未経験からでもIR職になれますか?
職種未経験・スキル無しでの転職は非常に困難です。会社の数字を扱う経理・財務や経営企画出身者が社内異動するケースが一般的です。転職では証券アナリストなど金融機関での専門経験が求められます。
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- ・未経験で転職を考えている人
- ・今の職場に不満を持っている人
- ・自分が何をやりたいかわからない人
実際にIRで働いている人が「向いている」と思う人
IRに向いている人
「数字」に強く、かつ 「コミュニケーション力」が高い人です!数字の読み解き方や、決算書を理解する力はもちろん重要です。そして、投資家とのやり取りでは、わかりやすく丁寧に伝える能力が求められるため、プレゼン力や話す力がある人にはぴったり。企業の成績をアップさせたい、成長を支えたいという情熱があれば、よりやりがいを感じることができるはずです。
rikiさん【経験年数:5年以上、10年未満】
IRに向いていない人
この仕事は基本的に「情報管理」に慎重で、常に正確を期す必要があります。そのため、ちょっとでもデータに対する責任感が薄い人や、適当な仕事をしてしまう人には向いていないかも。また、投資家や株主からの圧力にストレスを感じるタイプや、長時間集中する仕事にあまり自信がない人も難しいかもしれません。正確さとスピード感が求められるので、マイペースすぎる人には向いていない部分があるかもしれません。
rikiさん【経験年数:5年以上、10年未満】
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IRの仕事内容
投資家への情報発信とコミュニケーション
IRの主な仕事は、株主や投資家に対して、自社の経営・財務状況や事業戦略を正確に伝えることです。
決算短信や有価証券報告書といった法定開示資料の作成をはじめ、決算説明会や個人投資家向け説明会を企画・運営します。
国内外の機関投資家やアナリストと個別ミーティングを行い、会社の魅力を伝え、質疑応答を通じて理解を深めてもらう対話活動も重要な業務です。
市場からの評価を経営に活かすフィードバック
IRは社外へ情報を発信するだけでなく、市場の声を社内に届ける役割も担います。
投資家との対話から得られた意見や市場からの評価を分析し、経営陣や事業部門へフィードバックします。
これにより、経営戦略の改善や企業価値向上に繋げます。
また、競合他社の動向や資本市場のトレンドを常に監視・分析し、自社のIR戦略を立案・実行することもIRの重要な仕事の一つです。
IRの職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
IRのきつい・楽しい体験談
- 体験談について
- 本記事の体験談は、ユーザー投稿とインターネット調査に基づき、編集部が精査のうえ掲載しています。
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 年収460万円
- 会社の規模100~999人
IRがきつい・つらいと感じた時
表向きは「企業と投資家を繋げる素敵な仕事!」って感じだけど、実際はなかなかハード。特に投資家からの厳しい質問や要求にはドキッとすることも。毎回のようにプレッシャーを感じるし、数字や決算情報が重要なので、完璧な準備が必要。企業の成績や方向性を正確に伝えなければならないから、事前にリサーチやシミュレーションを何度も重ねます。
また、情報公開のタイミングも非常に重要で、規制や法律に則った対応が求められるため、少しでも間違えれば大きな問題に繋がりかねません。クライアントや社内の関係者との調整も多く、効率よく動かないと時間に追われがち。結果を出すまでの過程でちょっと疲れることもありますが、投資家の反応を見て、やっと「この仕事しててよかった!」って思える瞬間もあります。
IRで楽しい・やりがいを感じた時
企業と投資家を繋げる架け橋になる瞬間が最高!自分の伝えたことが投資家に響いて、企業の株価が上がったり、良い反応をもらえると、もう嬉しさ倍増です。普段は、会社の方向性や決算内容をわかりやすく伝えるという、難しい仕事をしているんだけど、その中で投資家からの信頼を得られたときの喜びはひとしお。
新しい戦略やプロジェクトを発表する機会も多く、自分が企業の顔となって語る瞬間にはドキドキするけれど、それもまた刺激的です。さらに、株主や投資家と直接やり取りをしながら、企業の成長を支えている実感が湧いてきます。うまくいったときの達成感が本当に大きいので、やりがい満点な仕事だなって思います!
1日のスケジュール例
- 8:30出社・メールチェック
- 9:00企業の業績データ確認、資料準備
- 10:00投資家とのミーティング(オンラインや対面)
- 12:00昼食(社内で同僚と軽く打ち合わせ)
- 13:00証券会社やアナリストとの連絡
- 15:00会社の方針や戦略に基づいて報告書作成
- 17:00投資家からの問い合わせ対応
- 18:30退勤(時々、緊急対応で残業あり)
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数1年未満
- 年収250万円
- 会社の規模100~999人
IRがきつい・つらいと感じた時
入社して翌年に会社が上場し、その翌年に配属された企画部で私と上長が2人でIR部署を担当していました(私は新人研修と兼任)。本当にきつかったのは、社内でデータ提出期限を守らない人が本当に多かったことです。
それまでの非上場の環境であれば、確かに数日遅れても何とかなったかもしれませんが、上場してからは決算短信を出す時期や決算報告書を出す日が決められています。それに監査法人に見てもらうなど手続きも増えていて、だから期間厳守で出してくれと言っているにも関わらず、データを出さない部署が多すぎます。
こちらが直接聞きに行っても「今忙しいから」「別に今じゃなくていいでしょ」などと言われ、データ待ちの残業がエンドレスで発生したこともあります。
1日のスケジュール例
- 8:30出社、雑務を片付ける
- 9:00始業、上長と本日の確認(〇時に外出、〇時にデータ公開、等)
四半期決算の公開情報を必要部数印刷。差し替えがあれば都度対応。 - 11:00印刷物を持って上長と東証へ外出
東証の地下にある各社のポストに資料を配布 - 12:00東証付近でランチ
- 13:00帰社後、自身の他の業務に戻る
上長がIR情報を専用サイトに公開し、自社Webに情報を掲載。作業後、私が確認。 - 18:00退勤
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 年収450万円
- 会社の規模100~999人
IRがきつい・つらいと感じた時
服飾パーツなどを扱う商社で株主通信や統合報告書の企画制作に関わる中で、締切直前まで社内から原稿が全然上がってこない事がつらい事です。例えば、統合報告書のサステナビリティ特集ページに載せるため、開発部門に『環境配慮型パーツの事例とCO?削減効果』について原稿を依頼したのですが、何度リマインドしても期日に出てこないし、やっと届いたと思ったら、専門用語ばかりの社内向け資料をそのまま使用しており、投資家向けにはとても使えない内容でした。
しかも、外部の制作会社や翻訳会社との進行は既に押していて、印刷日程も動かせない状態でした。仕方なく、こちらで全体を構成し直し、数値や実績は開発に確認しながら、土日返上で自力でまとめました。校正・確認もギリギリになり、終わった後は数日寝込むほど疲れました。
IRで楽しい・やりがいを感じた時
株主通信を刷新し、反響が大きかったときにやりがいを感じました。株主通信の構成・原稿作成・社内ヒアリング・外部制作会社とのやり取りの全体を担当しました。
「読みづらい」「数字が羅列されていているだけでつまらない」という過去の株主アンケートの声を踏まえ、ストーリー性を持たせた誌面に刷新するプロジェクトを主導しました。前年より問い合わせ数が増え、株主アンケートでも「事業内容がわかりやすくなった」「応援したくなった」といった前向きなコメントが増えました。IRイベントで名刺交換した個人投資家から「この通信読んで株を買った」と言われてうれしかったです。
1日のスケジュール例
- 8:30出社
- 9:00始業・部署内で進捗共有(メール・予定確認)
- 9:30社内打ち合わせ(統合報告書用原稿の確認・依頼)
- 10:30外部制作会社とのオンラインMTG(レイアウトや納期調整)
- 11:30前日届いた株主からの問い合わせ対応・議事録作成
- 12:30昼食(社内にて)
- 13:30決算説明資料のドラフト作成(売上・利益の推移グラフ作成など)
- 15:00経営企画部・財務部と内容すり合わせ(表現・数字の整合確認)
- 16:30株主通信の特集ページ構成案の見直しと原稿修正
- 17:30翌日提出予定の社内報告資料(IR進捗レポート)を作成
- 18:30退勤(時期により残業あり)
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