探偵がきつい・つらいと感じた時

依頼者が精神的に追い詰められていた案件で、こちらが冷静さを保つことに強いプレッシャーを感じた時です。依頼者はご主人の浮気を疑っており、毎日のようにLINEで進捗確認が入り、「今、あの人はどこ？」「女と会ってるの？」という感情的な言葉が連日届きました。

調査対象の行動が判明するまで時間がかかるケースだったため、依頼者の焦燥感と不安がどんどん強まり、こちらも精神的に苦しくなりました。相手の気持ちに寄り添いながらも、プロとしての距離感を保ち、冷静に報告し続けるのは非常に神経を使う仕事です。

探偵で楽しい・やりがいを感じた時

浮気調査の結果、決定的な証拠を押さえて依頼者に報告できたときです。長期間の張り込みと尾行の末、対象者が不倫相手とホテルに入る決定的瞬間をカメラに収めた瞬間、これまでの努力が報われたと思いました。

報告を受けた依頼者は、涙を流しながらも「これで前に進めます」と言ってくれました。事実を知ることで心が整理され、人生を再構築できるきっかけになる。そういう意味で、探偵の仕事は人の人生に深く関わる仕事だと強く実感しました。

また、張り込みや尾行には戦略と機転が求められるため、うまく対象を見失わずに追跡できたときは、まるで難解なパズルを解いたような達成感があります。地道で泥臭い仕事ですが、成功したときの手応えは格別です。

探偵がきつい・つらいと感じた時

私は現場で動く調査員をしていたのですが、半分犯罪（法的には犯罪にならないかも）のようなことを業務としていたのが辛かったです。見失うので高速道路を法定速度以上出して走行しろと言われたときは、流石に自分の身を守るためにきっぱり断りました。

現場によっては24時間張り込み以上に、いつ終わるか分からない張り込みがあるのでそれも気持ち的にも辛かったです。早朝 or 深夜に急に呼び出される現場も多々ありました。

ある意味非現実的で楽しい仕事ではありましたが、普通に考えると常識が通じない仕事だったと今は思っています。

探偵で楽しい・やりがいを感じた時

現場が終わって報告書を作成してる際に凄く良いタイミングの写真（動画のスクショ）が撮れていると自分もちゃんとやれているんだなと楽しく感じました。

盗聴器発見作業などは半分以上が、言い方悪いですが精神的な病気を患っている方でしたが、新居でもしかしたら……なんて不安からくるお客さんの現場なんかは、何もなかったですよと報告すると、とても感謝されたのでやりがいを感じました。

一つ一つの現場が終ると報告書を作成するので、報告書が終ると1つ仕事をやりきった感がありそれはやりがいに感じました。

探偵がきつい・つらいと感じた時

浮気調査が1番きつかったですね。調査対象が男性の場合、退社からアフターまでの動きを掴めば比較的楽ですが、主婦の場合いつ行動するかわからないので、マークする時間も多いですし、イレギュラーな事が日常でしたから、かなり神経使いました。いつ行動するかわからないのは、結構ストレス溜まります。

しかも男性に比べて女性の方は、総じて警戒心が強い傾向なので、いかにしてバレずに尾行するか、に神経集中してました。

あと証拠収集時のカメラの使い方とか張り込み位置、この辺は先輩から嫌と言うほど指導されましたね。何時間も尾行して、ほんの一瞬を逃せば全てがパーなので。

探偵で楽しい・やりがいを感じた時

正直言って私はやりがいはあまり感じませんでした。ただ、こういう職業が人の役に立っているんだな、って改めて感じはしましたね。依頼者から｢助かりました。これで不安無く離婚出来ます｣とか頭下げられると、なんか役に立ってるのかって自己満足ありましたね。

基本、依頼者に感情移入してはいけない稼業ですが、案件によってはねぇ、って感じです。どの業界もそうかも知れないですが、やはりクライアントから褒められると、なんとなくですがやって良かったな、って言う達成感はあります。逆のパターンもよくありますが。