「医者を辞めたいけど後悔しないか不安」
「医者にならなきゃよかった」
日々患者の対応に追われ、厳しい労働環境から抜け出したいという医者の方は多いです。近年ではコロナウイルスの影響もあり、心身をすり減らして仕事に取り組む方も数多く見受けられます。
しかし、医者は全職業の中でもトップクラスに高い年収を稼げる仕事であり、今の仕事を辞めたら後悔しないか、転職先がうまく見つかるか不安になりますよね。
そこでこの記事では、医者を辞める前に考えるべきことや、転職までの道のりをまとめています。医者での経験を活かせるおすすめの転職先や転職サービスも掲載しているので、参考にしてください。
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- キャリハイ編集部@メルセンヌ
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目次
医者を辞めたいという人は多い?
医者を辞めたい人は約6割
2017年に実施された勤務医労働実態調査によると、全体の約6割の方が職場(病院)を辞めたいと回答しています。一人あたりの業務負担の増加や自身の健康面への不安、休日の少なさなど、様々な要因が考えられます。
医者はつらい?SNS上の口コミ
毎日自分は医者向いてないなって思いながら生きてる。病院というか仕事つらい。
— 素人童貞 (@shirouto0721) April 29, 2021
医者つらいから転職したいけど医師免許持ってるだけでなんの能力もないし今の給料の半分も望めないだろうな でも精神衛生上はそのほうがいい気もする
— 喪女医 (@jinseikibishii) April 16, 2022
当直の時に、私の身に覚えのない事を言ったりやったりした事にされててその病棟の日勤帯の人に責められてたみたいな話で同期から間接的に怒られてから、不可逆的に心が荒んだし、医者向いてないから辞めたいけど医者以外も何も向いてないから何もできないねって感じだ
— 星屑ましろんりねす (@mashiro0613) June 5, 2022
SNS上では「仕事がつらい」「自分に向いてない」などの理由で、医者を辞めたいという方が多いです。中には、医師免許を持っている以外の取り柄がなく、転職を不安視する声も見受けられます。(お客様の声の一部を掲載しています)
医者を辞めたい人によくある7つの理由
激務で体力的にきつい
医者を辞めたくなる大きな理由として、激務であることが挙げられます。医者の仕事は、外来の患者の診察や検査をはじめ、入院患者の経過観察や治療など多岐にわたります。
急患の対応や当直での夜間勤務など、時間外労働を強いられるケースも多いため、かなりの体力が必要です。
一部の診療科目では、過労死ラインとされる80時間を超えるほどの時間外労働を課せられる場合もあり(参考:勤務医労働実態調査)、体力的に限界を感じて、辞めたいと考える方が多いです。
精神的なストレスが多い
精神的なストレスが多いために、医者を辞めたいと考える人も多いです。医者は人命に関わる仕事であり、少しのミスも許されないため、大きな責任やプレッシャーが伴います。
規模の大きな病院になるほど周りからの期待も大きくなるため、精神的疲労が募り、医者にならなきゃ良かったと考えてしまうケースが多いです。
コロナの対応に追われてしんどい
新型コロナウイルス感染者の対応に限界を感じ、退職を考える方も多いです。中でも、感染者の受け入れを行う医療機関では、ひっ迫した状況が続いており、日々対応に追われています。
医療機関内での集団感染も多く、感染のリスクを伴いながら業務にあたるため、体力、精神共に疲労が募りやすいです。
実際に、東京女子医科大学の付属病院では、コロナウイルスの影響により、100人を超える医師が一斉退職しています(参考:東洋経済オンライン)。
給与体系に不満がある
医者を辞めたいという方の中には、給与形態に不満があるという方も一定数います。
医者といえば高収入というイメージが強いですが、一般病院に勤務するまでの研修医の年収は300万~400万円であり、一般企業の同年代と比較しても大差はありません。
研修医としての期間は2年間ですが、期間中は年収は変わらないため、仕事内容に見合わない報酬額に納得いかず、転職を考えるという方も少なくありません。
人間関係がうまくいかない
医者に限らず、仕事を辞めたくなる理由として多いのが、職場の人間関係です。中でも医者は、周囲の専門医や看護師と連携を取り合う仕事が多いため、互いの信頼関係がないと、うまく仕事を進められません。
そのため、苦手な人が職場に1人でもいると、ストレスに感じ業務に支障をきたす場合があります。状況がまったく改善しないのであれば、転職を考えましょう。
女性が活躍しにくい
女性が活躍しにくい環境である点も、退職理由の1つです。働き方改革にて女性のキャリアアップが推進されてはいますが、日本の医療業界では、男性優位の傾向が強く残っています。
実際に、厚生労働省が令和2年に実施した統計調査によると、女医の割合は約22.8%です。子育てとの両立の観点から、医者としての活動に限界を感じ、退職するというケースが多く見受けられます。
転勤が多い
医局に所属している場合、転勤の多さが原因で、仕事を辞めたいと考える方も多いです。若手のうちは、配属先の人材不足の解消やキャリアアップのため、約1~3年の頻度で転勤し、様々な病院を経験します。
転勤先の病院次第では家賃補助が出ない場合もあり、金銭的な厳しさから、医者にならなきゃよかったと考える方も多いです。
医者を辞めたくないと思う理由3選
安定して高収入を稼げる
医者を辞めたくないと思う大きな理由は、安定して高収入を稼げる点です。
厚生労働省が令和3年に行った医療経済実態調査によると、一般病棟に所属する医者の平均年収は約1,468万円であり、日本の平均年収である443万円(参考:国税庁)の3倍以上の収入が見込めます。
転職することで、収入が大きく下がるリスクがあるため、医者を辞めたくても辞められないという方が多いです。
大きなやりがいを得られる
医者はあらゆる病気や怪我に対し、培ってきた医療知識やスキルで最適な治療法を見つけ、患者を治療することに大きなやりがいを得られます。
時には、命に関わる施術を担当するケースも多く、患者が元気になる過程を見て嬉しさや大きな達成感を味わえるため、医者をなかなか辞められないという方が多いです。
担当した患者やその家族から感謝をされる機会も多く、仕事のモチベーションを高められます。
他業種へのキャリアの見通しが持てない
医者辞めた後のキャリアって何あるんかな
良くも悪くも専門学校に6年通ってたのでそれ以外になれないマンになってしまっている— しんどsyndrome (@hemoglobinbin69) October 17, 2021
医者を辞めたくないという方の中には、医者以外の職業でのキャリアプランが想定できず、転職に踏み込めないというケースがあります。
医者になるためには、大学医学部での6年間の学習を経て国家試験に合格する必要があり、合格後に医者以外のキャリアや経験を積んでいる人は少ないです。
転職をしたいと考えても、民間企業などでの経験やスキルがないために、やむを得ず医者として勤務を続けているという方も見受けられます。
【転職する前に】現状の改善方法・考えるべきこと
周りの人に相談する
転職する前に、一度周りの人に相談してみましょう。辞めたいという気持ちが先行して、何事にもポジティブに考えられない状態である可能性があります。
信頼できる上司や同僚、プライベートで仲の良い友人など、親身になってくれる人に相談するのがおすすめです。周囲の意見を聞くことで冷静になり、改めて現在の状況を整理できます。
医者のやりがいを再確認する
医者のやりがいを再確認するのも、気持ちを整理できるため効果的です。日々の激務が原因で、本来自分がやりたいことや成し遂げたい目標を見失っている可能性があります。
初心に戻って、なぜ医者になったのかを再確認できれば、仕事へのモチベーションの向上や活力を見出だせます。
ストレス発散方法を試してみる
自分なりのストレス発散方法を試して、気持ちをリフレッシュさせるのも効果的です。今はすべてをネガティブに捉えてしまい、一時的にストレスが溜まっている状態かもしれません。
また、ストレス解消に努めること自体にも価値があります。業種・職種問わず、仕事にはストレスがつきものです。
ストレスが溜まったときに発散する方法が無いと、転職先でもストレス解消できず、仕事がうまくいかない可能性があります。
不満点を洗い出してみる
転職を考える前に、一度不満点を洗い出して、自分を見つめ直してみましょう。洗い出してみると「意外と些細なことで辞めたいと思っていた」ということがよくあります。
不満点がすぐに解決できそうな内容であれば、一度踏みとどまるのも手です。また、自分が不満を抱くポイントは、転職先選びの参考にもなるため、いずれにしても不満点の洗い出しはやっておきましょう。
辞めた後の生活に困らないか
家賃の有無 | 平均支出(1ヶ月) |
---|---|
家賃あり | 171,816円 |
家賃なし | 142,449円 |
仕事を辞める前に、その後の生活に困らないかを考えましょう。総務省の家計調査によると、家賃あり単身世帯の平均支出は、1ヶ月あたり約17万円です。
転職活動に半年ほどかかるとすれば、最低でも100万円以上は用意する必要があります。また、前提として、今の仕事を続けながら転職先を探すのが最善策です。
ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職エージェントを利用すれば、空いた時間でサポートを受けたり、面接日程の調整なども行ってくれるので、仕事で時間を作りづらい方でも転職活動を円滑に進められます。
こんな場合は今すぐ辞めてOK
人間関係が悪い
人間関係が悪い職場環境の場合は、今すぐ辞めるべきです。相談できない環境や、いじめが横行するような環境では、仮に医者での活動そのものが楽しくなったとしても、つらくなる一方です。
パワハラをする上司がいる
パワハラをする上司がいる職場は、早めに辞めてしまいましょう。過剰な仕事の割り振りや暴力、暴言によって心身ともにキツくなり、精神病の原因にもなりかねません。
また、辞めることを伝える場合は、話を聞いてくれる上司に伝えたほうが良いです。パワハラをする上司に伝えたところで、まともに相手にされない可能性があります。
体力・精神的についていけない
日々の業務がつらく、体力・精神的についていけないと感じたら、今すぐ辞めましょう。無理して仕事を続けてしまうと、過労で深刻な症状を引き起こす可能性があります。
医療業界は慢性的な人材不足状態にあり、ブランクがあっても復帰は充分に望めるため、身体を労ることを優先すべきです。
【体験談】医者を辞めた人の声
辞めてよかったという人の声
医者やめてよかった。私にはできないこと、やれっていうもん。
バランスとってやってる人は凄いと思うよ。人の命には妥協はダメだけど、上からの利益目的の指示を適当にかわして、自分の使命果たしてる医師もいるから。そういう人には頑張ってもらいたい。— Seiko Aoki 青木せい子 (@SeikoAoki4444) February 4, 2022
最近、医者をやめてよかったと思ってる。
自分は命を捨てて、社会に奉仕する人ではないからだ。中国の先生のように、丸坊主する勇気がない。が、国の赤紙に応じないと、医師の資格も取られちゃんう。全ての努力が台無しになっちゃう。
やっぱある程度覚悟がなければ、医者になれない。
— ゆいにゃん (@yuitamashiro) April 13, 2020
医者を辞めてよかったという人の口コミでは、医者としての仕事が向いてなかったという声が圧倒的に多いです。仕事の向き不向きは、誰にでもあります。
実際に医者として働いてみて、自分にその資質がないと感じたら、転職を考えましょう。次の転職先で失敗しないためにも、自分が本当にしたいことを思い返して、転職に臨むことが重要です。
辞めて後悔した人の声
医者だったあの頃に戻りたい
— ひよこミキサーちゃん???????? (@Fujiisumiko1212) July 18, 2022
ここんところの体調不良から、
勤務している病院退職にさせられました。
ずっと大学病院に拘って仕事してきたけどそこは変なこだわりだったのかな?
やり残したこともあるし後悔でしかない。
退職してから体調不良も悪化していて参ったなぁ。— 毒林檎 (@13Satoshi5) May 5, 2022
医者を辞めて後悔したという方は少ないものの、激務で体調を崩して思うように仕事ができず、やり残したことがあるという口コミがありました。
体調を崩してからの退職では、今後のキャリアにも大きな影響を及ぼすため、仕事がきついと感じた時点で心身を労ることが重要です。
円滑・円満に退職する方法とタイミング
辞めるタイミングは早いほうが良い
医者を退職する場合、辞めるタイミングは早いほど良いです。円満な退職をするなら、繁忙期以外に辞めるのが好ましいですが、医者は常に外来・入院患者の対応に追われています。
先延ばしにすると、いつまでも辞められない状態が続く可能性があります。退職するタイミングを見失わないためにも、早めの行動を心掛けましょう。
また、辞める旨を伝えるのは、上司の機嫌が良いときがベターです。機嫌が悪いときに伝えてしまうと、より機嫌を損ねて、まともに取り合ってもらえないことがあります。
退職理由はポジティブな理由で伝える
退職理由は、ポジティブな理由で伝えるようにしましょう。すべて本音で伝える必要は無いため、キャリアチェンジしたいなど、前向きな理由をメインに伝えます。
ネガティブな理由を話すと「解決のための工夫はしたのか」「その理由だと転職先でも失敗する」など、辞めさせない方向に話を持って行かれやすいです。
円満な退職の流れ
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STEP1
退職の意思を伝える
円満な退職への第一歩は、退職の意思を伝えることです。退職の話をする際は、上司と2人で話せる場所で行いましょう。他の人に聞こえると、退職を阻止する人が増えます。
また、退職の意思を伝えるタイミングは最低でも退職希望日の1ヶ月半前にして、引継ぎなどの余裕を持つことが大切です。
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STEP2
退職願・退職届を出す
退職が承認されたら、退職願を出しましょう。書式は会社によって決まっていることもあるので、まずは管理部や採用部に確認してください。
その後、退職願が受理されて、退職日が正式に決まったら退職届を出します。退職届も退職願と同じように、就業規則の中に「誰に・いつまでに」などが書かれている場合があります。
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STEP3
(告知が出たら)他の職員に伝える
上司から「退職することを周りに伝えて問題ない」と話があったら、伝え方を上司と相談したうえで、他の職員にも伝えましょう。
先んじて伝えてしまうと、職員のモチベーションを下げてしまい、収集がつかなくなってしまうことがあります。円満に退職するのであれば、会社に迷惑がかからない行動を心がけることが大切です。
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STEP4
業務の引継ぎを行う
円満に退職するためには、業務の引継ぎをしっかりと行いましょう。引継ぎを疎かにして退職をすると、上司や職員に迷惑がかかり、円満退職とはなりません。
マニュアル作成などをして、引継ぎを楽にしてあげることがポイントです。
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STEP5
有給休暇が残っている場合は消化する
有給休暇が残っている場合は、退職前に消化しましょう。有給消化は後ろめたい気持ちがあるかもしれませんが、職員の平等な権利なので、全て消化して退職日を迎えることをおすすめします。
引継ぎに影響が出てしまうと消化が難しくなるため、退職日から逆算をして計画を立ててください。
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STEP6
備品の返却・退職書類の受け取り
備品の返却は忘れがちなポイントです。支給されたパソコン・USBメモリー、更衣室のカギ、制服など、仕事の時に使っていたものは全て返却しましょう。
また、備品とともに退職書類である離職票や雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票を受け取ることも忘れないでください。
退職後のキャリアの選択肢|民間企業への転職は可能?
民間企業(異業種)への転職は可能
医者から民間企業への転職は、可能です。ただし、未経験の場合は入社難易度が高くなったり、給料が前職よりも減るといったデメリットがあります。
そのため、民間企業への転職は、医者としての仕事がつらいという場合にのみ検討しましょう。やりたかった仕事に転職できれば、仕事が楽しくなり、やりがいも感じられるはずです。
同業種で職場を変える
臨床医以外で医師免許を活かせる職場
- 研究医
- 学校・産業医
- 健康スポーツ医
同業種で職場を変える転職は「職場のパワハラがひどい」「人間関係が原因で辞めたい」など、退職した後も医師としてキャリアを続けたい場合におすすめです。
今まで培ってきた知識やスキルをそのまま活かせるので、即戦力として働くことができ、給与も大きく減らすことなく転職できます。
また、研究医や学校・産業医等への転職は、医療へのプレッシャーや人間関係のトラブル等のリスクが少ないため、医師免許を活かせる職場としておすすめです。
独立する
開業医として自ら病院を営んだり、具体的に挑戦したいビジネスがある場合は、自ら起業することも選択肢の一つです。ただし、リスクが高いため、そもそも独立意識がなければおすすめしません。
独立の準備を入念にしていなければ、まずは転職をしましょう。転職をして、他医療機関や民間企業でキャリアを積んでから、独立を考えても遅くはありません。
医者の経験を活かせる企業・職種
医療系ベンチャー
医療系ベンチャーは、医師の経験を活かして、様々なシステムや医療製品の開発、提供に関わりたいという方におすすめです。
最近では、最新のデジタル技術を利用して、医者の人材不足や過重労働といった医療課題を解決しようとする動きがあります。
新しいサービスの企画や開発において、実務経験から需要の有無を明確に判断できるため、よりニーズの高いシステムや製品の開発が可能です。
製薬会社(メディカルドクター)
メディカルドクターの主な仕事内容
- 臨床開発
- 安全性情報管理
- メディカルアフェアーズ
製薬会社にて勤務を行うメディカルドクターは、医者の経験を活かせる転職先としておすすめです。メディカルドクターでは、新薬の研究開発や安全性、効果の検証、医療機関への情報提供等を行います。
医師免許が必要な職種であり、臨床医として3年以上の実務経験や高い英語力、博士号の有無が問われるなど、企業ごとに募集条件は様々です。
メディカルドクターの年収相場は、1,500万~1,800万円と言われており、転職後も安定して高収入を得られます。
医療コンサルタント
医者の経験を活かせる仕事として、医療コンサルタントが挙げられます。医療コンサルタントは、主に医療機関や関連企業を対象とし、顧客の悩みや問題を解決する業務です。
医療業界で培った知見を活かし、より専門的な観点でのコンサルティングや支援を実現できます。ビジネスや経営者としてのスキルも学べるため、将来的に開業・病院経営に携わりたいという方にもおすすめです。
医者からの転職を成功させるコツ
転職理由を明確にする
医師からの転職を成功させるポイントは、転職理由を明確にすることです。転職理由があいまいなままだと、転職先でも同じ悩みに直面してしまう可能性が高く、転職した意味が無くなります。
場合によっては、転職せずに済むこともあります。冷静に転職理由を考えた結果、今の仕事のまま解決できる悩みだった、というのはよくある話です。
また、転職理由を明確にすることは、面接対策のひとつでもあります。とくに現職の勤続年数が短い場合、転職理由に軸が無いと「採用してもすぐに辞めてしまうかも」という悪印象を与えかねません。
企業研究を入念に行う
他の医療機関または民間企業へ応募することを決めたら、企業研究を入念に行いましょう。
面接対策として、応募先について勉強するのはもちろんですが、企業研究をする中で、本当にその企業が自分に合っているかを見極める参考にもなります。
事業内容や経営理念、社風、今後の事業方針は最低限チェックが必要です。また、その志望場所を決めた「最大の理由」は、面接の際に言葉にできるよう突き詰めて準備しましょう。
転職エージェント・サイトを活用する
転職活動の際は、転職エージェント・転職サイトを活用しましょう。中でも、転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートするため、条件の良い企業にも採用される可能性が高いです。
実際に、自己応募では書類選考で不採用になってしまう場合も、転職エージェントを活用すると上手くいくこともあります。異業種への転職は難易度も上がるため、転職エージェントや転職サイトを併用すべきです。
まとめ
医者は、高収入を得られる代表的な職業であるものの、厳しい労働環境下にあります。コロナウイルスの影響もあり、退職者が続出していますが、中には退職して後悔したという声も見受けられます。
そのため、真っ先に医者を辞めようとするのではなく、一度気持ちをリセットし、現状を整理しましょう。信頼できる上司や友人にも相談を仰ぎ、本当に医者を辞めていいのかを判断すべきです。