キーエンスといえば、平均年収ランキングの常連としても有名だ。年収UPを目的に第二新卒での転職を考えている人ならば、高年収のキーエンスへのチャレンジを考えたことが一度はあるのではないか?
この記事では、第二新卒でのキーエンスへの転職の可否や方法、選考情報について述べる。転職を検討する足がかりとなる情報をまとめたので、ぜひ一読してほしい。
キーエンスをはじめとする人気企業への転職を検討する方は、まずはマイナビエージェントに登録しよう。力を入れて募集している職種や、各職種に求められるスキルや経験など、様々な情報を知ることができる。
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- キャリハイ編集部@メルセンヌ
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目次
キーエンスへ第二新卒で転職はできるか?
第二新卒でも、キーエンスへの転職は可能だ。コーポレートサイトの採用ページを見ると、第二新卒専用の募集枠はないため、キャリア採用からの応募となる。
応募に必要な必須スキル・経験の必要年数が1~3年以上のものや、年数の記載のない職種へは、他の条件を満たしていれば応募可能だ。
ただし、第二新卒よりも経験豊富な応募者と同じ選考条件で、これまでに身につけた経験やスキルを評価されることとなる。
第二新卒の転職はエージェントに相談するべき
第二新卒で転職を始めるなら、20~30代に最も支持されている転職サービスの「マイナビエージェント」に登録しておこう。
求人紹介や選考対策などの、手厚いサポートが受けられる。キーエンスのような大企業でも、転職成功率を上げられるだろう。
キーエンスへの応募方法
企業HPから応募する
キーエンスでは、コーポレートサイトの採用ページの「キャリア採用」から直接応募することができる。
直接応募する場合は、応募書類の準備や面接対策、日程調整等、自分自身で行う必要がある。また、コーポレートサイトに記載されていること以上の情報を得ることができないのが難点だ。
また、キーエンスは「営業」が特徴的だが、2025年9月時点では、34件の求人のうち1件しか募集していない。
転職サイトの求人から応募する
転職サイトに掲載されているキーエンスの求人へ応募する方法も可能だ。転職サイトはコーポレートサイトに掲載されていない非公開の求人が掲載されている場合もある。また、キーエンスに限らず他社の求人も併せて確認出来るので比較したい際に活用できる。
ただし、転職サイトを通じての応募も、結局は自分で応募することになるため、コーポレートサイトから応募する場合と同様、応募書類の準備や面接対策、日程調整等、自分自身で行う必要がある。
転職エージェントの紹介で応募する
転職エージェントに登録をし、エージェントを通じて応募することも可能だ。転職エージェントは、キーエンスの中途採用の担当者と直接やりとりをしているため、コーポレートサイトや転職サイトに掲載されていない、リアルタイムで詳細な情報を多く持っている。
そのため、選考に関わるスケジュール管理だけでなく、書類の添削や面接の対策等、キーエンスの中途採用担当者に近い視点から支援してもらえる。また、エージェントにのみ特別に依頼されている非公開求人を持っている場合もある。
さらに、採用の緊急度や実際の選考の難易度も把握しているため、採用される可能性の低い求人への無駄な応募を避けることも可能だ。
なお、一度応募してしまったら別の手段での応募は不可であるため、注意が必要だ。つまり、コーポレートサイトから直接応募して一次面接で落ちてしまったからといって、エージェントを通して応募し直すことはできない。
まずはマイナビエージェントに登録して情報集から始めてみよう。
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キーエンスへ第二新卒で転職するメリット
年収が高い
なんといっても、キーエンスは年収が高いのが魅力だ。有価証券報告書によれば、平均年収は2,039万円となっている。
日本の平均年収が460万円(参考:国税庁)なので、第二新卒の給与としては高水準と言えるだろう。とにかくがむしゃらに働いてお金を稼ぎたいという人にはうってつけだ。
早い成長スピード
限られた時間の中で、密度の濃い働き方をするのがキーエンス流といわれており、業務に求められるレベルはかなり高い。
20代のうちに、その環境に慣れたキーエンスの社員と一緒に働き切磋琢磨することで、かなりのスキルアップと経験を得ることが可能だ。
公正な評価
キーエンスは実力主義・成果主義であるため、評価制度も公平だ。
新卒採用の人だけが優遇されるということはない。新卒入社でも中途入社でも、男性でも女性でも、とにかく結果を出した人が正しく評価される会社だ。
世界中にクライアントを持つグローバル企業
キーエンスは海外拠点を多く持つグローバル企業だ。そのため、海外赴任のチャンスも多い。海外赴任時の年齢は、約8割が20~30歳代で、これまでの最短では入社3年目で海外赴任した人がいる。
キーエンスの事業内容
キーエンスは、ファクトリー・オートメーション総合メーカーだ。ファクトリー・オートメーション(以下、FA)とは、生産性向上を追求するために、受注、生産、出荷といった工場での一連の作業工程を、ロボットやセンサ、情報システムなどを使って自動化する流れのことだ。
キーエンスは1974年の会社設立以来、FA用センサをはじめとする高付加価値製品を通じて、生産現場の生産性・品質向上に貢献してきた。
自動車、半導体、電子・電気機器、通信、機械、化学、薬品、食品など、製造業のあらゆる分野において35万社以上の顧客との取引がある。
また、海外においても1985年のアメリカ現地法人設立をはじめ、現在では46ヵ国250拠点で事業を展開している。
キーエンスの求人内容(職種・年収など)
第二新卒でも応募可能な求人をコーポレートサイトより抜粋した。
営業・技術営業関連職
- コンサルティングセールス(新規事業であるサブスクリプションサービスの拡販) 勤務地:東京 年収:900~2,000万円
データ分析関連職
- データサイエンティスト(機械学習を用いたサービスの顧客への提案・コンサルティング業務)勤務地:東京 年収:900~2,000万円
ソフトウェア関連(開発)職
- ソフト開発リーダー(PL) 勤務地:大阪または東京 年収:1,200~2,000万円
- AIエンジニア 勤務地:大阪または東京 年収:1,200~2,000万円
以下に、各職種の職務内容、必須要件について記載する。
コンサルティングセールス
商品を通じた課題解決方法の提案、活用支援ができるコンサルティングセールス組織の中核メンバーとして、クライアントの業績向上や生産性の改善に貢献する。
応募必須要件は下記の通りだ。
- BtoBの法人営業、コンサルティング経験
データサイエンティスト(機械学習を用いたサービスの顧客への提案・コンサルティング業務)
キーエンスの高収益の源泉である「データをもとに合理的な意思決定を行い、生産性を高める」ノウハウを型にしたソリューションサービスにおける、コンサルティングデータサイエンティスト。
コンサルティングセールス担当とペアになり、顧客が自律的にデータ活用ができる状態を目指して、データサイエンティストとしての技術的知見を活かして提案活動をする。
応募必須要件は下記の通りだ。
- データアナリスト/データサイエンティストとしての実務経験(3年程度)
- 3年程度のデータを扱ったコンサルとしての実務経験データを扱ったコンサルとしての実務経験
ソフト開発リーダー
商品開発グループにおける、ファクトリー・オートメーションの用センサー・測定器・画像処理機器の開発。
応募必須要件は下記の通りだ。
- 下記のいずれかの言語でソフト開発経験1年以上
組込みソフトウェアとしてC,C++言語
PCアプリケーションとしてC#、Java - プロジェクトリーダーとしての経験1年以上
AIエンジニア
AI技術を利用した画像処理ソフトウェアおよびアルゴリズムの開発を行う。市場調査から抽出した要求に対し、最新技術やトレンドを把握しながら解決策を提案する。
応募必須要件は下記の通りだ。
- 1年以上の機械学習、統計処理の手法を用いたソフトウェア開発経験
- 研究論文などに基づく実装経験
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キーエンスへの転職で受かりやすい人は?
キーエンスへの転職で有利な業界・職種は?
多くの職種で同職種での実績を求められているため、競合の同業種や、同職種からの転職が有利だ。
未経験からでも転職できる?
コーポレートサイトで募集をしている職種については、業務に関連する経験を応募の必須要件にしている求人しかないため、未経験での転職は難しいだろう。
ただし、エージェントのみに公開されている非公開の求人では、ポテンシャル採用の職種がある可能性もある。
また、求人票には経験必須とあっても、採用を急いでいるポジションであれば、他にそれをしのぐ経験や魅力のある人物であれば、必須要件を満たしていなくても応募可能な場合もある。未経験職種に挑戦したい場合には、まずはエージェントに登録をし、相談することを勧める。
キーエンスが求める人物像は?
キーエンスは、コーポレートサイトに記載されている「私たちの考え方」にある、
- 最小の資本と人で、最大の付加価値をあげる
- 目的意識を持って主体的に行動する
- 市場原理・経済原則で考える
の3つをキーエンス全社員で共有している考え方としている。
そのため、この考え方に即した下記のような人物が求められているといえる。
- 常に顧客に対して最大の付加価値を考えて行動できる人
- 目的を持って自ら考え、行動できる人
- 物事を論理的に検討する人
また、社員を徹底的に画一化し無駄のない会社運営を行っていく社風であるため、自分の個性を活かす自由なやり方ではなく、このキーエンス流の中でやっていける人が求められる。
持っていると有利なスキル・資格は?
学歴は、基本的に、大学院・大学卒以上となっている。
必要とされる主な条件は、大学院・大学卒以上の学歴だ。
また、世界に拠点を多く持つグローバル企業のため、英語をはじめとする語学力があると有利だ。
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キーエンスの選考内容
中途採用の選考プロセスは、エントリー、書類選考、適性検査、面接(複数回)だ。
エントリー
コーポレートサイトのエントリー項目は、個人情報(氏名、生年月日、住所、メールアドレス等)、最終学歴、職務経歴、志望動機等だ。
書類選考
エントリーの際に提出した履歴書や職務経歴書、その他資料を基に、審査される。面接の案内は、書類選考後となる。
適性検査
適性検査は、テストセンターでのSPIとされている。
面接
キーエンスの面接の特徴として、説得面接というものがある。説得面接とは、面接官からお題を提示され、3分程度の制限時間内で面接官を説得する面接だ。
たとえば、「私は●●を好んでいるが、○○を好むように説得してください。」というようなシンプルなお題だ。
説得に必要な、面接官の好んでいる理由や課題としていることを聞き出せるような質問をし、それを元に新しい視点を与え、論理的に説得できる提案ができるかどうかがポイントとなる。
また、キーエンスの面接では応募者本来の姿を見極めることを重要視しているため、付け焼刃の受け答えは即見抜かれるだろう。自分自身の言葉で受け答えができないと話にならない。
キーエンスへの転職には転職エージェントがおすすめ
キーエンスへの転職難易度は非常に高いため、書類や面接対策等、万全な準備が必要だ。そのため、コーポレートサイトや転職サイトに掲載されていない、リアルタイムで詳細な情報を多く持っている転職エージェントからの応募を勧める。
キーエンスの面接で実際に聞かれた内容や、面接を通過した人の共通点など、求人票には掲載されていない情報を豊富に持っているのが転職エージェントだ。
ただし、様々な転職エージェントがいるため、キーエンスの採用状況の実態をよく知っているエージェントを見極め、そこからの支援を受けるのがベストだ。
転職サービス | 特徴 |
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マイナビエージェントの評判と口コミ
リクルートエージェント
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リクルートエージェントの評判と口コミ
キーエンスの企業情報
会社名 | 株式会社キーエンス |
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設立 | 1974年5月27日 |
代表者 | 中田 有 |
本社住所 | 〒533-8555 大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
従業員数 | 3,205名 |
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まとめ
キーエンスは、非常に高年収であり、成長する機会にも恵まれる環境である。その分求められるレベルも高い。そのため、実力主義の中でガツガツ働きたい人にとっては、かなり魅力的な企業と言える。
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